あらためまして、新年あけましておめでとうございます。
昨年は、今まで誰しも経験したことがなかった新型コロナで始まり、一年間終わったのではないかと思われます。まだまだ終息する兆しも見えず、予断を許さない状況だと思います。しかしながら、このような状況の中でも社会は動いており、経済も不透明極まりない状態だと思います。私共建設業を取り巻く環境も、観光業・飲食業等、大きく売り上げが落ち込む中、今年は多大な影響が出るのではないかと懸念しているところです。民間の設備投資・需要回復が大きなカギを握っており、私共もそのことに答えられるような提案をしていかなければいけないと考えております。そういった中昨年末政府は、新型コロナ感染拡大を受け、追加総合経済対策を閣議決定しました。そのうち、防災・減災・国土強靭化の推進など安全・安心の確保として、新たに一兆七千億程度を上積みしました。また今年度終わる三ヶ年国土強靭化対策も、さらに五ヶ年で十五兆程度の事業規模とすることを発表しました。事業は、河川・下水・砂防・海岸・森林・治山・農業用水利用施設等の整備・住宅・建築物・学校・漁港の耐震化及び津波対策等です。そのほか、高規格道路のミッシングリンク解消・四車線化・直轄国道の防災対策・道路インフラの局所対策等も含まれています。私共建設業にとっても有難いことですが、果たして宮崎県に、県北にどれだけの予算が付くかまだ分かりません。本来、会社としましてはいかなる状況においてもしっかり事業を展開し、そのためにも第二・第三の柱を構築していかなければならないと確信しております。この一年間は、そのことを実践していくべき新たな年にしたいと考えております。
令和三年も、皆様にとって素晴らしい年となるのを祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。
代表取締役社長 森 龍彦